京都市内 A 邸 着工!!  ~ 上棟までの状況

今回新たに京都市内で新築工事をさせて頂くことになり、施主様の了解も頂きましたので、工事の進捗状況をご報告します。この現場は8月の下旬から着工し、現在は中間検査の手前まで工事が進んでいますので、左記の写真(地縄はり)から基礎工事→土台据え→上棟の順に写真をアップさせて頂きます。

因みに、「地縄はり」とは建物の配置を図面と現場の整合性を確認しながら位置を決定し、建物位置を敷地内に縄で表示する作業工程です。

右記の写真は基礎工事の中の掘削工事の状況写真です。

地縄により表示された位置の通りに掘削していきます。

左記の写真は掘削後地業工事を行い、地中から基礎コンクリートへの湿気の吸い上げを防止するための防湿シート設置状況写真です。

ところどころに鉄筋が立ててありますが、これは基礎の下端に打設する捨てコンクリートの高さレベルを付ける為の物差しです。

右記の写真は捨てコンクリート打設後に墨出し(間仕切壁等の立ち上がり基礎の位置を墨で書く)を行い、鉄筋工事を行った状況写真です。

この建物はベタ基礎仕様なので左記の写真のように建物の下部全面にコンクリートを打設します。以前は布基礎が一般的だったのですが最近の建物ではベタ基礎が主流になってきています。

ベタ基礎は、地中からの湿気やシロアリ対策にも効果がありますし、不同沈下による被害も軽減されます。

この写真の鉄筋が削られているところは人通口になり、メンテの時に作業員が建物の床下を潜り、主要な部分の全てが修理出来る様になっています。

右記の写真は基礎と建物を連結する大変重要なアンカーボルトセットの設置状況写真です。

左記の写真は基礎の立ち上がりコンクリート打設状況写真です。

この現場の基礎外部周りはコンクリートの打ち放し化粧仕上げのため、木枠(木製型枠)としていますが、内部は鋼製型枠を使用しています。

右記の写真は基礎工事完了状況写真です。

毎回型枠を撤去するまで綺麗に出来ているかドキドキしていますが、今回も綺麗な基礎が出来てホッ・・・としました(^O^)

左記の写真は土台設置状況写真です。

基礎の上に土台を置いて、基礎の天端から飛び出したアンカーボルトをしっかり土台に固定して据え付けました。

この建物は基礎に換気口と言う穴はないのですが、基礎と土台の間に基礎パッキン(写真の基礎と土台の間の黒いライン)を設置して基礎と土台の間を2cm空ける事で、建物全周から自然換気出来る様になっています。

右記の写真は上棟時の写真です。

まずは、1階の柱を立てていきます。

次に、2階の床梁と胴差しを組んでいきます。

因みに、既に2階まで伸びている柱は通し柱です。

大工さん達も手際よく作業をしてくれたので、昼過ぎにはあっ!と言う間に上棟しました。           レッカーのオペさんお疲れ様でした。(^O^)

おまけ ・・・

今日は天気も良いし、人手のあるうちに行けるとこまでやろっか!!っと言う

私の声にも大工さん達は快く答えてくれて、ここまで組み立てることができました。

因みに、この建物の2階部分の主要な骨組みはALL化粧仕上げです。   

大工さんお疲れ様でした♫